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BBQ&Co|株式会社バーベキューアンドコー

eye catching

原池公園に新たなにぎわいを。

2022年4月1日、大阪府堺市にある原池公園(ばらいけこうえん)がリニューアルして、公園内にBBQ&Coのバーベキュー場「matoi(まとい)」がオープンしました!

知る人ぞ知る公園に、野球場などの施設や大型遊具が新設されて明るく整備されました。BBQ&Coはバーベキューというコンテンツで、原池公園に新たなにぎわいを生み出そうとしています。

堺っ子にとっての原池公園とは?

こんにちは。
matoi担当の眞次(まつぐ)です。堺市生まれの堺市民です。

とはいえ……堺を離れていた時期がありまして……堺出身なら必ず知っているといわれる「堺っ子体操」ができないので「モグリ?」と疑われたりもしますが(笑)、本当に堺生まれです。なんなら今は原池公園から車で10分のところに家があるし!

歴史ある堺に対して、堺っ子体操を知らない私……いや、新参者のBBQ&Co。
私たちは何度も堺に足を運び、原池公園を観察し、これからの公園のあり方について考えてきました。

原池公園は2007年に整備された都市公園です。真ん中に池があり、体育館やスケートパーク、無料で利用できるバーベキュースペースがありました。近所の方は散歩したり運動したり、食材や道具を持ち込んでバーベキューをしていたそうです。

matoiには、原池公園のすぐ近くで生まれ育ったスタッフが多く在籍しています。彼らに昔の原池公園について聞いてみたところ、

「幼稚園の頃に連れていってもらった」
「犬の散歩をしている」

など、生活の近くにある公園という印象です。
しかし、原池公園から少し離れたところに住む堺市民だと、「はらいけ?」と名前がうろ覚えだったり、特に魅力を感じず遊びに行ったことがない人が大半でした。

堺市はこの原池公園を充実させて、地元の人はもちろん、より多くの人に遊びに来てもらえるような公園にしようとリニューアル計画を立ち上げました。まず2020年に野球場を新設。そして2022年4月には、ファミリー層向けの大型遊具を設置して公園全体を整備しました。このタイミングで、私たちBBQ&Coがmatoiを新規オープンさせました。

■堺 原池公園BBQ 「matoi(まとい)」

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新しく何かが生まれる場所。

matoiという名前は、「円居る(まといる)」に由来しています。円居るとは「人々が集い、円を描くように居並んで、楽しい時間を過ごすこと」を意味します。

BBQをきっかけに、みんなが集まり、楽しい時間を過ごすことで、「新しく何かが生まれていく場所」になりたいという思いを込めています。
だからmatoiのロゴマークには「新しく何かが生まれる場所」を示すためにアンダーバーを入れています。

・公私の境界が曖昧なコモンとしてのスペース
・時間と体験の共有
・自分らしさを交換するBBQコミュニケーション

matoiでも、私たちBBQ&Coが常々大事にしている「人と人をつなげる」ことを大切に場づくりをしています。ただし、私たちの事業は毎回オリジナルです。場所ありきですべてを考えています。日本全国どこでも同じ形態やノウハウで営業するチェーン展開事業のような考え方は一切ありません。

そのため、まず企画段階では、BBQ&Co代表の成田やスタッフが何度も原池公園に足を運び、地域の人と対話し、この土地の魅力や観光的な側面について考えました。
工事が進み、オープンするまでの間には、地元の商工会をはじめとする既存コミュニティや施設、お店などにも挨拶に伺い、関係性を築いてきました。

原池公園の周辺は住宅街で、工事中から楽しみにしてくださったご近所さんが多かったようでした。オープン直後の土曜日は6割、日曜日は9割の来客となりました。楽しみにしていただいていたのかなと感じられてとても嬉しかったです。

私たちは新参者なので、地元の方々と連携して力を重ねていくことが重要です。地元の方々に「来てくれてよかった」と言っていただけるように、日々努めています。

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心地よさと快適さのデザイン。

matoiでは、お子様からお年寄りまで幅広い世代の方々に、安心で快適にBBQを楽しんでもらいたいと考えています。いろいろな方々が円になって過ごし、新しいものが生まれたらいいなと考えています。

そのため、過度にスタイリッシュな追求をしたり、ターゲットを狭めるような施策は取らないようにしています。

ただ、安心で快適に過ごしていただくために必要なデザインや新しいチャレンジは積極的に行っています。

例えば、席を案内するオペレーションのデジタル化もその一つです。
入店時、お客様がお持ちのスマートフォンなどでQRコードを読み取ると、席が表示されます。それを見てお客様自らで移動していただくようにしています。案内用紙を削減するというSDGsの取り組みの一環でもありますが、接客のあり方自体をフラットに見直したという意味合いもあります。

お客様との身体的な距離を縮めるだけがサービスではなく、お客様自身が自由に自発的に行動できる機会を提供する、というのもサービスだと考えます。そのため、席案内だけでなく、matoiで過ごす中で必要な情報(例えば、マップ、メニュー、本日のおすすめ、営業時間、ゴミの分別方法、注意事項など)を網羅し、わかりやすい形でご提供します。従来なら席へ案内した際にスタッフが口頭で一方的にお伝えしたり、紙の案内でお渡ししたりしていたものが、お客様が必要とするタイミングで情報を得ていただけるようになりました。今のところ、その体験も面白がっていただけているようです。

もちろん、個人のデバイスをお持ちでない方やデジタルが苦手な方には、従来通りのスタッフによるご案内をしています。お客様にとって、もっとも快適で安心できる体験をデザインすることが大事だなと思っています。

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全天候型BBQの強み。

オープンしてから数ヶ月、BBQシーズンと言われる夏を迎えました。
嬉しいことに週末の昼はほぼ満席が続いています。

matoiには屋内席があり、屋外席でも屋根がある全天候型なので、雨の心配なくBBQを楽しんでいただけます。そのため、別のBBQ場で予定していたお客様が、直前に雨予報を知って急遽予約を入れてくださるケースも多くあります。雨の週末は、matoiはさらに忙しくなります。

そして、実は、遠足などの学校団体行事にもmatoiは強いんです。
250人〜300人規模の学年だと、matoiは約600席あるので二学年の児童生徒が一気にBBQすることができます。雨天でも大丈夫なので、天候による中止・延期のリスクがありません。しかも原池公園は大型バスの駐車場も完備しています。

ただし、スタートしてから気づいたウィークポイントもあります。
いろいろリサーチしてきたつもりでしたが、「えっ、そうだったの?!」と驚くことや、軌道修正することも出てきました。

やっぱりね、といえばそうですが、その1つが、

「みんな週末の昼だけにBBQやりすぎ」問題。

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夜もBBQ、冬だってBBQ。

でも夜が! 夜が……T_T

原池公園では特に夜間ライトアップはされていないので、夕方を過ぎると公園全体が暗く静かになります。matoiはそのほぼ中心部にあるので、公園の外から見るとmatoiがあることに気づきにくいのが難点です。「夜だって営業してますよー!!!!!」と大声で叫びたいくらいです。

今、私たちは、平日夜のキャンペーンや特別メニューなど、仕事帰りや夕食どきのBBQを楽しんでいただけるような仕掛けを考えています。

「matoiがあるから夜の原池公園へ」

昼は公園を目当てに来た方にmatoiを知っていただく、そして夜はmatoiを目指して原池公園に来てくれる、そんな新しい動きを生み出せたらいいなと思います。

同じように、夏だけでなく一年を通じて何度もBBQを楽しんでもらえるようになったらと思います。一度matoiに来てくれた方が、別の季節にも再訪したくなるような、そんな仕掛けをしていきたいよね、とみんなで話しているところです。

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matoiチャレンジ!

私たちBBQ&Coが広めたいバーベキューは、日本では独自の道を歩んでいると思います。「なんか面白いことしているよね」と興味を持っていただけることもあるので、地元である堺の方々に愛されたいのはもちろんのこと、感度が高くてこだわりの世界を持っている人たちとも共鳴していきたいです。

BBQ&Coが突っ走ってきているチャレンジングな面をmatoiでも発揮して、これまで原池公園を知らずに「はらいけ?」と読み間違えていた人にも、この公園の魅力に気づいていただけるきっかけを生み出せたらと思います。

matoiではこの土地らしさを大切にして、堺産の認証マークの入った食材を積極的に使用したり、地元生産者の方々とつながっていったり、人と人をつなげるイベントを企画したり、さまざまなチャレンジをしていきます。

ぜひ堺に、原池公園に、matoiに、足を運んでみてください。
私も「堺っ子体操」を覚えておきます(笑)。

■堺 原池公園BBQ 「matoi(まとい)」

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