
大阪の小学生たちがバームクーヘンづくりに挑戦! ~森リルが産学連携、キャリア教育を支援~
大阪市此花区のホテル・ロッジ舞洲内にあるBBQ場「森とリルのBBQフィールド」で11月17日(木)、大阪府寝屋川市にある香里ヌヴェール学院小学校の子どもたちがバームクーヘンづくりに挑戦しました。同校との産学連携の一環で、子どもたちの発想を活かした新商品の共同開発を視野に入れた取り組みです。

企業や事業所への職場体感は初めて
一行は4年生の男女34人。同校の課外授業は例年、消防署や博物館など公共施設の社会見学が中心で、企業や事業所への職場体験は今回が初めてということです。

竹筒を使ってバームクーヘンづくり
手順は次のとおりです。
まず竹筒にアルミホイルを巻き、滑りやすいようにバターを表面に塗る。その上にペースト状の生地をかけ、竹筒ごとBBQグリルに載せ、くるくる回しながら炭火の熱で焼く。
この作業を繰り返し、直径10センチの太さになるまで焼き重ねる。最後に竹筒からゆっくりと抜き、両端をカットすればバームクーヘンの出来上がり。


新製品づくりに向け、生地の調理方法を工夫
バームクーヘンづくりにあたって、生地のパターンをいくつか用意。
例えば、あらかじめ生地に地元大阪産の温州ミカンをペースト状にして練り込んだり、舞洲内で生産されたイチゴジャムを練り込んだり、竹筒に生地を塗った後にミカンのピューレをつけたりと、班ごとに様々な工夫をしました。

班ごとに食べた感想の発表会
課外授業では、子どもたちが事前に用意されたバームクーヘンの作り方シートに、思い思いのイラスト入りのコメントを記入。完成後、班ごとに食べた感想の発表会があり、「みんなで協力してつくって楽しかった」「イチゴジャムやミカン(ペースト)が多い方がより美味しくなるのでは」など、いろんな意見が出ていました。

新商品=バームクーヘン+子どもたちの体験価値
今回の課外授業について、「どのように商品が生まれるのか、子どもたちに社会の仕組みや職業感を学ぶ『キャリア教育』の場として役立てたい」と同校の一色裕亮教諭。
バームクーヘンはスーパーやコンビニなどで市販されていますが、「実際に作ってみて、子どもたちは市販品では得られない体験価値の尊さを教わったはず」と、産学連携がもたらす効果に期待を寄せていました。
